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4月(卯月)であります。

4月は、新年度または新学期の時期であり、学校・官公庁・会社などでは入学式や入社式が行われ、前月の3月と同様に慌しくなる月でありますが、それよりも慌ただしいのは憎っくき「新型コロナウィルス感染症」であります。今回のイラストは「打倒! コロナウイルス」でありますが、オリンピックも延期となり、この世界的パンデミックがいつになったら終息を迎えるのか?は、全くもって 検討もつきません。今回、この新型コロナウィルス感染症(COVID-19)に関しまして、今わかっている色々な事や大事な注意点を簡単にお話しいたします。このウィルスは呼吸器系の感染が主体で特に肺炎になり易く、現時点で潜伏期間は 1〜14日(一般的には約5日)とされており、致死率、病原性はMERSやSARSより低いが感染力が強い。飛沫接触感染が主でありますから、「換気の悪い密閉空間」、「多くの人の密集」、「近距離での会話」の3つの条件が重なる場を避ける事が重要です。また、最初に感染拡大が見られた北海道の反省から、西浦北大教授は「以前より深刻な状態の今こそ、イベント自粛とハイリスク空間回避が必要。4月からの新学期等の解禁ムードが広がり、行動がいつも通りに戻ってしまうと大変危険」と申しております。とにかく、新型コロナウイルス感染症については、地域での感染状況やそのリスクを把握し、的確な情報の提供、 社会的距離確保(ソーシャルディスタンシング)の要請、クラスター(患者間の関連が認められた集団)の発生封じこめ等の蔓延対策を講じることで、爆発的な感染拡大(オーバーシュート)を防止し、感染者、重症者及び死亡者の発生を最小限に食い止めることが重要です。最近では経路不明の感染者を対象に行動歴を分析したところ、夜のクラブやバーなどで患者集団が形成された可能性があるとの見解を示しました。過度の行動制限や都市封鎖などで見込まれる経済的ダメージが起こらないように、50人以上の大規模イベントへの参加をやめ、2次感染が何度か発生した3条件の重なる場所(例えばスポーツジム、ライブハウス、展示商談会、接待飲食など)およびその他の機会(懇親会など)の接触を控えることが必要かと考えます。

それでは今月も頑張っていきましょう!!