4月に入って毎日学校等の健診があったり、その他私用とかもございましてイラストの完成が遅くなりました事、深くお詫び申し上げます。長い連休も終わり十分に休ませていただきましたので、また頑張って診療に精進していこうと考えております。月が変わりまして急に気温が上がってまいりました。季節替わりを強く感じておりますが皆様の体調は如何ですか? この変化に体がついていけず体調が狂いがちとなりますのでお気をつけ下さい。少し時期は早いのですが来月市報に投稿予定の記事を載せておきますので参考にしていただければと思います。
「梅雨時の食べ物に注意」 医療法人社団 森 医院 森 史郎
ジメジメとしたこの時期になりますと、食中毒菌 の繁殖が活発となります。そこで今回特に小児に注 意すべき食物をテーマにお話しいたします。
1) ハチミツ
ボツリヌス菌汚染の可能性があり、これは加熱しても防げませんので、1 歳未満の子供さんには厳禁です。
2) 生卵
卵はサルモネラ菌による汚染の可能性がありま すので、十分加熱してから食べさせましょう。
3) 生の魚介類
生魚介類には主に夏場の腸炎ビブリオ、カキ等 の二枚貝はノロウイルスを持っている可能性が あるため、子供さんには加熱調理する必要があ ります。またアニサキス寄生虫による食中毒も 青魚やイカを中心に注意が必要です。
4) 不完全加熱の肉
生肉には O157、カンピロバクター、サルモネラ菌等が存在する可能性があります。十分に加熱する事と、生ものと調理後食品で使用する道具を分ける必要もあります。
以上基本的に赤ちゃんの消化器官は、未熟で抵抗力 も弱いので生ものは与えない方が無難です。大体3 歳頃の幼児期から少しずつ食事に取り入れることを おすすめします。
それでは皆様今月も頑張っていきましょう。