
3月で思い浮かぶのは3日のひな祭り、13日の東大寺二月堂のお水取り、そして20日の春分の日ですが、もう一つ大事なイベント「卒業式」があります。今回はその「卒業式」をテーマに書かせていただきました。昨年から続きます新型コロナウィルス感染で、何となく暗いムードが全世界を漂っておりますが、少しでも上を向いて新しい未来に挑戦していただけます様にとの願いも込めさせていただきました。ただ、イラストでは欧米のスタイルで描いておりますが、実際欧米の卒業式はこの月ではないらしいのです。大体6月頃が卒業式のシーズンとなるところが多いのですが、これも学校、学部によってまちまちの様です。私事で申し訳無いのですが、過去に長女の大学卒業の際、ニュージーランドはオークランドで初めて海外の「卒業式」を体験してまいりましたが、その式の中でニュージーランドの先住民「マオリ」の血を引く卒業生が卒業証書を受けに壇上に上がった瞬間、二階席から女性の美しい歌声が流れ、その後「ハカ」そう皆さんよくご存知のラグビーの時オールブラックスが行う舞踏の歌が響き渡ったのであります。この瞬間は、敬意を評してこの歌が終わるまで卒業証書の授与は一旦停止され、そこには確かに、何とも言えぬ素晴らしくて神聖な時間が支配していました。「ハカ」の終了とともに大拍手の中で授与式は再開され誇らしくそれを受け取った学生の姿は今でも決して忘れられません。
さて「寒さ暑さも彼岸まで」と言いますが、13日に「お水取り」そして今年は17日に「彼岸の入り」ですから、この頃からは寒さも和らいでくるのではないかと思われます。と言う事は「季節の変わり目」「芽吹き時」でありますから色々と体調の変化が見られる時で、「花粉症」を含め「アレルギー疾患」例えば「喘息」等の悪化が見られる時期となりますので十分にお気を付けてお過ごし下さい。
それでは今月も頑張っていきましょう。
P.S.今回のちょっとしたヒネリは、卒業のgraduationとグラーデーションgradationをかけてみました。初めて挑戦するバックのグラデーションですが、まあ何とかなったんではないかと自画自賛しております。