今月のイラストは娘が色を付けてくれませんでしたので、自分で塗りました。「色が荒い!」
これから梅雨が明ければ本格的サマーの到来であります。巷では梅雨明けを待たずして手足口病等の夏風邪が流行っております。実は今月末に発行予定の善通寺市広報8月号で「夏風邪」と題しまして執筆させていただいたのですが、このままいきますと発行時には流行遅れも考えられますのでここで一足お先に掲載させていただきます。
夏風邪
例年6月から8月にピークを迎える、手足口病、 ヘルパンギーナ、プール熱(咽頭結膜熱)を三大 夏風邪と呼びます。 一般に夏風邪は、突然の高熱と胃腸症状が強く 出ることが特徴となりますが、この三大夏風邪に は少し特徴的な症状が現れます。
手足口病 口の中や手のひら、足の裏などに小さな水疱性の 発疹が出現。
ヘルパンギーナ 突然の発熱とともに喉の奥の発赤と炎症。
プール熱 咽頭炎と結膜炎それに発熱。
夏風邪の多くは「エンテロ」「アデノ」「コク サッキー」といったウイルスが原因で引き起こさ れますので、細菌をやっつける抗生物質も効きま せんし、インフルエンザのような特効薬もなく、 回復のためには、対症療法で和らげながら、免疫 によるウイルスの排出を待つしかないのです。し かし、そのウイルスのほとんどがお腹の中で増殖 するため、体外への排出が冬の風邪ウイルスより も遅いという問題もあり、暑さによる体力低下や 食欲不振を起こしやすいこの時期にはウイルスが 感染しやすく、体力や免疫が落ちていると排出も 遅れてしまい、そのため、長引いてしまう事が多 いのです。また通常、腸にいるウイルスを全て排 出するにはひと月くらいかかると言われています ので、たとえ症状が治ったとしても注意が必要で す。夏風邪を予防するには、日頃から免疫力を上 げておく必要があります。それでも、かかってし まった場合には、睡眠、安静、栄養が何よりの特 効薬となるでしょう。また、発熱や下痢などによ り脱水症状が起こりやすいので、水分補給もしっ かり行う事が肝心です。
・・・・・といった内容です。それでは皆様、この猛暑に負けませんよう睡眠、栄養、水分補給を十分にとって頑張っていきましょう!!