申し訳ございませんが、今年も恒例サンタクロースでいかせていただきました。毎回サンタさんの乗りものに捻りを加えておりましたが、今回は少し趣向を変えまして歌わせてございます。
ところで、クリスマスソングも数多くございますが、さて皆様のお気に入りは何でしょう?
私のお気に入りは何と言いいましてもMy Favorite Thingsなんてベタな事は申しません。私にとりましては何故かThe Little Drummer Boyが毎年一番心に響くNo.1 Christmas Hitsなのであります。ちょっとマニアな話で恐縮ですが、音楽に全く興味の無い方も年に一度くらい世界中で音楽が溢れるクリスマスの日にお気に入りを捜すのも悪くないはずですよ。
早いもので2014年も最後の月となりました。皆様お疲れ様でした。
先月は感染性胃腸炎がやや流行り、少しづつですがインフルエンザも発生してきております、あと少し気を抜かずに走り切って下さい。でも冬はこれからが本番です。がんばって行きましょう。
そうそう、来年1年号の善通寺市の広報誌の「ドクターからのアドバイス」に掲載予定の発熱につきまして、ややフライングではございますが載せておきますので参考にして下さい。
「感染と発熱」 医療法人社団 森医院 森 史郎
1)熱とは?
一般的に37.5度以上を発熱と定めておりますが、一日の体温の変動を考えると、だいたい平熱より1度以上高いようでしたら熱があると判断されます。
2)なぜ発熱が?
ウイルス等の病原菌は熱に弱いということ、また同時に発熱が免疫力を高めるという働きを持つため人間が昔から持っている生体防御反応の一つであると考えられております。
3)発熱の対処は?
感染すると生体防御が反応し発熱物質が放出されます。また寒気を伴い血管を収縮させてふるえをおこし体温を上昇させるのです。ですからこの時期には身体を暖める必要があります。一旦熱が上がり切ってしまうと寒気や震えも止まり身体も熱く感じますので、今度は熱の放散を妨げないように普通の衣服の状態に戻し水分補給や必要に応じて頭を冷やすのも効果的です。逆に熱が下がる時には血管が拡張し汗が出てきますので脱水に気を付けて下さい。
4)解熱剤は?
発熱が生体防御機能で病原菌の増殖を抑え、免疫力を高めるという意味では高熱があるからといって無闇に解熱剤を使用する必要はありませんし、勿論平熱まで下げる必要もありません。高熱でしんどそうでしたら、なるべく熱が上がりきってから使用しましょう。
5)まとめ
●41度未満の発熱であれば、熱そのものによる害は無いといわれています。
●熱の高さと重症度は決して比例しませんので、微熱でも全身状態が悪い時は要注意です。
●頭を冷やす事で解熱効果はあまり期待出来ませんが、気持ちいいという点では無意味ではありません。
●4ヶ月未満の乳児の発熱には特に注意が必要です。
●欧米では発熱時の入浴をあまり規制していません。微熱程度でしたらお風呂はかまわないと考えます。
それでは皆様よいお年を!!
院長